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イリニ (ギリシャ王女) : ウィキペディア日本語版
イリニ (ギリシャ王女)

イリニ・ティス・エラザス・ケ・ザニアス(, 1942年5月11日 - )は、ギリシャ王パウロス1世とその妃フリデリキ(フリーデリケ・フォン・ハノーファー)の末娘。スペイン王フアン・カルロス1世の妃ソフィア、最後のギリシャ王コンスタンティノス2世の妹。「ギリシャ王女およびデンマーク王女」の称号を有する。
イリニは1942年に南アフリカのケープタウンで生まれた。イリニはピアニストのジーナ・バッカウアーの弟子であり、一時期はプロのコンサート・ピアニストだったこともある。また1965年に兄コンスタンティノスの長女アレクシアが生まれるまで、イリニはギリシャ王位の推定相続人であった。イリニはオルレアニストのフランス王位請求者パリ伯爵の三男エヴルー伯ミシェルと交際していたが、エヴルー伯は1967年に別の女性と結婚した。イリニはその後も結婚することはなかった。1967年末にクーデタによって王家が亡命を余儀なくされると、イリニは母フリデリキ王太后とともにインドに亡命した。1981年に母が死んだ後、イリニは姉が王妃となっていたスペインに移住し、スペイン国王夫妻が住むサルスエラ宮殿の一角に住居を与えられている。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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